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【読み聞かせコラムvol.17】乳幼児連れの海外旅行に反対されたら

【読み聞かせコラムvol.17】乳幼児連れの海外旅行に反対されたら

2018.05.31 | 小阪有花

保育園の現場で活躍中のチャイルドカウンセラー、小阪有花さん。ママやパパがお子さまに伝えたいけど上手に伝わらないお悩みをストーリーを交えてお答えする連載です。

 

物語は毎回そのお子さまに合わせた内容になっていますので、読み聞かせてあげたり、子育ての息抜きに見てみてくださいね。

 

17回目となるお悩みは、奈良県にお住まいの2歳の女の子のママからです。

 

「娘が2歳になり、家族で海外旅行を計画しています。今はどの航空会社も乳幼児連れに配慮したサービスが増えていて心配ないかと思っていますが、義母から反対されました…。夫は『時代が違うんだからほっとけ』と言っていますがやめた方がいいのでしょうか」

 

物語

 

結論だけ伝えますと、私もおすすめできません。こちらは、理由と実体験でお話しさせていただきますね。

 

まず、理由から伝えますと、乳幼児連れに配慮したサービスは行われていますが、それはあくまでサービスであり、子どもたちが長時間の飛行時間に耐えることの辛さがなくなる訳でもなければ、子ども自身の免疫力が上がるという訳ではないからです。

 

移動中のおもちゃや食事に関しても充実していることは分かりますし、もし万が一怪我した場合も、海外保険など適応される事も分かります。しかし、もし何かあった時、海外で不便ではないかといえば、間違いなく不便です。

 

しかも、子どもは新しい環境には敏感で、少しでも不安を感じるとそれが体調に現れてきます。海外に行って、その環境に子どもがすぐに適応できず体調を崩す話は少なくありません。

 

もし、どうしても海外に行きたいのであれば、24時間いつでも頼れる現地の人間がいるのか? ということです。それくらいの配慮が必要なほど、私たちは気づかない間に普段いろんな人に支えられて生きています。

 

そして実体験から言いますと、飛行時間が長ければ長いほど子どもは辛いです。子どもが辛いということは、お母さんも辛いです。

 

以前私が海外にいった時、前に子連れのお母さんが乗っていました。1歳の男の子と4歳の女の子でした。1歳の子はお母さんから離れられず、お母さんが少しトイレに立とうものなら大泣き。「すぐ帰ってくるからね」と話しかけても泣きやみません。

 

また、ジッとしていられず、前の席のボードをカチカチ叩き出し、前の席の方に注意を受け、やることが時間が経つごとになくなってきていました。お母さんも憔悴しきっていて、「大丈夫ですか?」と聞くと、「疲れますね」とぐったり。どうやら旦那さんの転勤で飛行機移動は免れられなかったとのこと。でも、子どものためには飛行機載せたくなかったと話していました。

 

私は子どもたちと仲よくなり、3時間ほど一緒に遊んで、子どもたちが退屈しないようにと向き合ったのですが、最後の着陸するときの気圧に子どもたちは号泣。お母さん抱っこしてと二人とも泣いているのですが、シートベルトを装着しなくてはならず、抱っこしてあげることもできません。ただただかわいそうな姿でした。

 

海外旅行は楽しいしいい思い出になるかもしれませんが、子どもはまだ生まれてきてから何年かしか生きていないので、今の生活環境だけでも十分刺激にあふれています

 

もしそれでもお出かけしたいのであれば、日本で過ごせる楽しい場所もたくさんあるので、探してみてはいかがでしょうか?

 

どうしても海外に行きたいのであれば、思い切って祖母に子どもを預けて、思い切り羽を伸ばしてくるのもいいと思いますよ。

 

子育てのお悩み募集中!
お子さんの成長や性格、勉強のことなど気になることがありましたら、tomoniのTwitter(@MediaTomoni)まで気軽に相談をお寄せください。

 

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小阪有花

小阪有花

チャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラー、幼児食インストラクター。2009年にグラビアアイドルを引退後、憧れの保育の仕事に就き数々の保育園で働く。その経験を活かし、2015年春より保育園のコンサルタントをはじめ『ウィズママ保育園』をプロデュース。子どもが常に笑顔でいられる環境づくりを目指している。

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